気になる書冊
出逢った古今東西の名著、その名を残しておきたい・・・・・。合掌。
2017年2月11日土曜日
吉川弘文館刊行 戦争の日本史
吉川弘文館、素晴らしい出版社である。僕の愛読書、佐伯有清著「新撰姓氏録の研究・全十巻」も、吉川の出版物である。
僕は、ここ暫く、自らに足りないものの補充に努めている。それは、東北史である。東北の歴史を学ばない限り、自らの学問が充足していかない、そう思い始めたからである。
そうした僕の佳き導き手、話し相手となってくれているのが、「戦争の日本史」である。僕は、その第二・三・四・五・六・七・十巻に、大変お世話になっている。
以下の画像は、吉川弘文館のホームページからの借用。
合掌。
追記
先の七冊の読了後、第一巻の「東アジアの動乱と倭国」を紐解いた。良書であった。
合掌。
2017年2月9日木曜日
折口信夫著 死者の書
彼の人の眠りは、徐かに覚めて行つた。まつ黒い夜の中に、更に冷え圧するものゝ澱んでゐるなかに、目のあいて来るのを、覚えたのである。
した した した。耳に伝ふやうに来るのは、水の垂れる音か。たゞ凍りつくやうな暗闇の中で、おのづと睫と睫とが離れて来る。
中学の頃からの愛読書、折口信夫氏の著された「死者の書」の冒頭部分です。僕は、折口信夫氏が好きで、日本国内の書庫のみならず、海外のデポに付設した書斎にも、中央公論社版の全集を全て持参しています。
この小説の主人公、大津皇子は、僕が心惹かれる、天武天皇様の皇子です。
合掌。
中央公論社版 折口信夫全集 第二十七巻所収
中央公論社版 折口信夫全集 第二十七巻所収
中央公論社版 折口信夫全集 第二十七巻所収
中央公論社版 折口信夫全集 第二十七巻所収
中央公論社版 折口信夫全集 第二十七巻所収
海外のデポに付設した書斎の折口信夫全集
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